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不良(無形固定)資産 [日記]

ソフトウェアが無形資産として計上できるの、ほんと良くないと思う。
もちろん、それだけの資産価値があるソフトウェアもあるけど、計上している金額分の価値のあるシステムなんてどれだけあるんだろうか。

工場の生産設備であれば、耐用年数と生産量から妥当な資産価値があるが、ソフトウェアの資産価値の計算ってほんと適当だよなぁ、と思う。単に、過去に払った経費を分割して計上してるに過ぎない。

マンション並みの金額を掛けても、作ったソフトウェアの価値が犬小屋程度しかないなんてことはよくあると思う。
(犬小屋の価値があるだけでもましか・・・)
マンションであれば、素人でも鉄筋コンクリートで○戸の家族が住める価値のあるものか犬小屋なのか見ればある程度わかるだろうけど、ソフトウェアはそういう訳にはいかない。

プログラムは外から見ただけではわからないし、中を見て内容を理解できる人ですら限られてしまう。会社の基幹システムですっていうやつの断片のソースコードを見て
「随分お粗末だなぁ」
って思ったことあるけど、そういう風に思ったことある人は多いはずだ。誤解のないように言っておくと、すごいお金のかかってる金融系の大きな会社の方が、お粗末だったりする

ソースコードを読まなくても、「これくらいは当然簡単にできるだろう」って思えることが、「作るのにすごい時間がかかります」とか、「テストにすごく時間がかかります」とか、「できません」とか言われると「あー、ゴミなんだなぁ」って思ってしまう。

プログラムって、掛けた工数とそこから生み出される価値が全く比例しないところが面白いところだと思っているのだけれど、よく日経新聞なんかでシステム投資について
「今後、〇〇にXX億円の投資を行っていく」
なんてニュースがあって、文面から 〇〇 の 1.2倍くらいの売り上げを見込んでる雰囲気があって
「おいおい、たくさんお金を掛けて、それが無駄になっちゃうこともあるんだよ」
って心配になる。

あと税法と関係あるんだろうけど、何かのシステム開発っていうのにはすごくお金が掛けられるんだけど、そのあとの改修にはお金が掛けられなくて、4〜5年使ったあと、もう一回作り直しになるの、すごい勿体無いよなぁって思う。自分たちで少しづつ改修していけばノウハウも蓄積されると思うのに、5年間、内部がどうなっているかわからないまま使って、五年後に
「現状の仕様は(我々わかってないけど)踏襲」
って、話には聞くけど、全く同じだったら作り直す意味ない気がしてしまう
なんかこう、5年で壊れる生産設備を作っているようなイメージ何だろうけど、ソフトウェアってそんなもんじゃなくない?
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