ソニーのリストラで思うこと

８月からソニーが早期退職を募るそうな。もう何回目だろう。
いつの頃からか、自分の年齢がリストラのターゲット年齢に自分がなっている。
もし自分が・・・って考えると「おいおい、これから金かかるのにそれは無理だろう」って思う。

僕が就職した頃には理系男子の人気 No.1 で、僕なんかには高嶺の花過ぎて縁がなかった。
あの頃の就職勝ち組の人たち、なんとかここまでしがみついてきたけど、もう難しそう。
だって、今ソニーの製品で欲しいものなんて何もない。
僕らの新卒の頃には間違いなくエクセレントカンパニーだったけど、長いこと業績も悪いし、今の若い人にとっては、僕らの世代の繊維や造船と同じようなイメージなんだろうか？

定年間際ならいざ知らず、子供が中高生になってこれからというところで
「あなたの仕事はこの会社にはありません」
と言われちゃう。20年前には想像すらしてなかったことだ。
僕が考えても、20年間ソニーでやってきた人ができる仕事って（失礼ながら）あまりない気がする。
昔であれば出向って、いかにも左遷であった。でも、こんなことなら出資関係のある会社に出向して、チャンスがあれば転籍できたらどんなにいいことか。

身売りされた Vaio.com の人たち最初に聞いたときは大変だなーって思った。
従業員数 240人って、ソニーから見たらゴミみたいなものだ、と本人達も思っているだろう。
ひょっとして、中には死刑宣告と感じてる人もいるのかもしれない。
でも、先行きはわかんないけど本体で朽ち果てるのを待つよりも自らの力でなんとかできるかもしれないほうが、幸せなんだろう。