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八百屋の値切り交渉のような工数算出に屈しない勇気 [プログラミング]

(愚痴じゃないです)
「実装見てないけど(よくわからないけど)もっと早くできるだろう?」
新卒で働き始めてからそれこそ無限に聞いたセリフ。
ある程度プログラムをわかっている人が、
「そこ、そんなにかからないんじゃん?」
っていう素朴な疑問というか、この見積もり通らないんじゃないかという不安。

「いや、そこ元々の想定と違うんで・・・」
と、いろいろ説明しても、やっぱりよくわかってもらえないことはある。
新人の頃に課長に言われたりすると、
「そんな(に早くできる)もんかな」
と思って従ったが、最近は、こと「工数」について譲ることはほとんどない。

もちろん、見積もりを間違う場合もあるが、実装者に近い人間の長めの見積もりのほうが、経験あるといいつつ詳細にコードを読んでない人間の直感よりも正確に思う。

いろいろな事情があって、もっと早く完成させたいとかもっとコストを下げたいとかいうことはあるだろう。でも、工数は工数として算出する必要がある。リスクを取ったり、利幅を圧縮したりする、ということで認識してもらうべきものであって、ベースとなる工数は安易に減らしちゃダメだと思う。

「残業休出して頑張ればできるけど、工数は減らせません。もしくは、見込みが違ったが赤字になるけど、それでもいいですか?」
みたいな。

何か機能を減らすとか作業を減らすことなく、八百屋の値切りのように利得はそのままに
「もうちょい短くならない?」
って言われたときに頑張る気持ちはわからんでもない。

嫌われたくないとか、無能と思われたくないとか。
あと、自分でやったらもっと早くできるけど、っていうのもあるかも。
でも、一旦見積もってしまった工数は一人歩きして、他の人がやることになったときに全然時間が足りなくなると迷惑かける。
一旦八百屋の値切り応えてしまうともっと安くできるんじゃないか、となってしまうし、自分の中の基準もぶれてしまって、よくわかんなくなってくると思うんだよね。

そんなこんなで工数は意固地なほどに、簡単には減らさないようにしてる。
それは、考えてやってるというより、直感的に、ここで安易に減らしちゃいけない、って感じてるってほうが近いかな。
辛い目にあってるからだろうか?(それほど辛い目にあってないつもりなんだけど)

工数を安易に「値切る」ことに抵抗があるので、リフォームとか車買うとか、本来価格交渉があたりまえの場面で値切ったりでいない。これも職業病かなぁ。
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