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論文のあやうさを知る [日記]

社長曰く、「成果が上がってきてる」とのことだった。
でも、それが今日聞いた話だとすると、一概にはそうは言えないんだけど・・・と思う。
(正確な数字は覚えてないが)例えば、 17% が 24% になったからと言って、
「増えた増えた、効果が上がったわーい、わーい」
となるかというと、母集団が少ないこともあり(というか、比較の母集団の数が違い過ぎるし、母集団の質が違うのかもしれないことも考えると)それは、たまたま注目していた指標で比較してたらそう見えただけなのかもしれない。
話者は、盛んに
「まだ、わからないですけど・・・ということが考えられます」
というようなことを言っていたので、きちんと話しているはずなのだが、最高学府の威力なのか、なんなのか、社長は、真理をつかんだ、という気になったような気がしてる、、という気がする。

大学に入るまでは、論文ってものすごく立派なもので間違いのないものだと思っていた。しかし、世に出る論文の多くはいい加減なもので、追試の結果で評価が固まるまでは信じちゃいけない、ということは二流大学の学部しか出てない僕でもわかる。

そもそも、学部の2年とか3年とかの割と簡単な生理学実習の類いでは、ありうべき結果が出せずに、なかなか帰れなくて悲しかったなー(きちんとしたデータがとれないと終わりにしてくれない)。そういうのが染み付いているので、誰かが統計結果から何かの結論を導こうとしている時には、つい意地悪い見方をしてしまう。

まぁ、世の中にはバイブル商法もはびこっていることだし、子供達には生物系の大学で論文を疑うことを学んで欲しいなー、と思う今日この頃。
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