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納期に縛られて小さくまとまってしまう自分 [プログラミング]

新卒で入った会社が、納期に従ってソフトウェアを書く、普通のソフトウェアハウスだったおかげで、納期と聞くと、ドキドキする。よりよいものを!と、ものすごく頑張っちゃって納期前は徹夜朝駆けだたり結果間に合わなかったりっていう人もいたが、僕は可能であれば「間に合うように仕様を削って作る」派だ。それができるなら。
そういうのは、技術者の名折れとか怠惰だと思われるらしく、さらには昨今の消費社会では何でもサービスしてくれることが多いので(マンション管理会社のサービスぶりには驚いている)頼む方は気軽な感じで行ってくるんだけど、それ相応に時間がかかって間に合わなくなるという認識があまりない。
寸前に、「やっぱこの仕様も入れたい」となったときに、アイデアが浮かぶ人のタダ飯になって、プログラミングするひとが頑張ることになりがちだけど、それでは長く続かない。職業として長くやるなら「頑張る」よりも「頑張らなくても大丈夫」なように小さくまとめたい。ぎりぎりに仕様追加が必要なら、バーターで削る仕様も出てくるはずというのは、もっと理解されて欲しい。
期限を守って世に出すというのが、構想膨らんでなかなか世に出せないよりもずっと価値があると思っている。時には頑張ることも必要かもしれないけど、間に合わないなら仕様を削って長時間働かないようにするのがプロってもんだと思っている。そうじゃなくて、とにかく頑張る体質だから、35歳前に燃え尽きて定年になってしまう。(まぁ、思ったようにいかなくて老体にむち打つことのほうが多いけど。)
だから、間に合わないときに仕様を削る(もしくは、妥当な範囲で納期を延ばす)ことを言い出せることを僕は誇りに思っている。

アスキーが紆余曲折の途中で買収されて資産査定されたときに、資産とおもわれていたたくさんの作りかけのソフトウェア(ダビスタ等のゲーム)が、どうしようもない放置状態で無価値だったと言うのを以前見た気がする。きっと、志高くプロジェクトをすすめて行くうちに終わんなかったんだなぁ、と社内の様子が目に浮かぶようだよ。
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さと~

とても共感しました。
by さと~ (2010-02-19 12:22) 

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