失われた20年

今朝の朝日新聞の天声人語によると、20年前の今日（大納会の日）に日経平均株価が最高値をつけたそうな。未来を予測するのは難しいが、あの頃は、まさかそれが絶頂だとは誰も思ってなかった。

その２年後の、僕が大学の最終学年だった頃にもまだ就職の内定もすんなり出て
「今は、まだちょっと調子悪いけど、そろそろまた経済も上り調子になるんじゃないか」
と、皆漠然と思っていた。

失われた十年と言っていた頃も、「10年間経済が停滞してたけど、いつかは」というニュアンスだった。

しかし、気がつくと、今はもう 20年前の勢いが復活する日が来る気がしない。
もう、ボーナスカットはおろか、給料カットもあまり驚かなくなってしまった。

でも、これだけ閉塞感に包まれていると、かえって開き直って、新しい時代が来る・・・と思いたい年の瀬。