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プログラミングはセンスなのか慣れなのか [日記]

プログラミングがセンス(才能)なのか、慣れ(経験)なのか、先に言ってしまうと未だにわからない。

もちろん、センスが必要とされるものはある。
Unix V6 のソースコードは1万ステップくらいで、Unix の原型の機能が一通り実現されてるし、 Linux カーネルの開発を数週間休んで git の原型作った人もいる。
Stream 通信ができればウィンドウシステムが使える X Protocol もセンスいいなと思う。

しかし、僕が仕事でやっているような受託開発の仕事は、HTTP Request のパラメータを文字列で受け取って、最終的にレスポンスを文字列で返す、その間は Web フレームワークの流儀に従えば、良いように処理してくれる。そんなのはセンスは大していらなくて、慣れなんじゃないかなぁ、と思っている。

自分も、センスあるとは思ってなくて、プログラムの読み書きを繰り返したり、本を読んだりすることで、職業プログラマーとして、なんと維持している・・・と思いたい。
センスがないと無理と今更言われても・・・

ただ、そんなこと言いつつ、例えば自分の子供に
「プログラマーなら食いっぱぐれなさそうだし、センスなくても努力すればなれるからお勧め」
と言えないでいる自分もいる。

僕が新卒で入った会社の同期で1年経たずに
「何もわからない」
と言って辞めていった人がいた。
文系大学卒で、
「プラグラミング経験なくても、研修とOJT で大丈夫です」
と会社に言われて入社したが、研修の最初の時から、何もわからないと言っていて、配属後も、そのままだったようだ。
確か、送別会の時にも課長に対する恨み言を言っていたと思う。
もう、30年くらい前の話だし、もう名前も忘れてしまったけど、あの人、今頃どんな仕事してるんだろう。

他の人は、あそこまで苦しんでいなかったと思うが、もし自分の子供が
(そして、これから社会に出る若者が)ああなってしまうかと思うと、おいそれとはお勧めできない。
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