AlflaGo が２連勝して

Google の囲碁ソフト AlfaGo が世界的なトッププレイヤー イ・セドルさんに２連勝した。
現在は世界ランク３位とかだそうだけれども、日本のタイトルを総なめしそうな井山さんより強そうな人が負けた。
僕は囲碁はさっぱりわからないが、何がショックかって、解説している人も悪手か良手かわからず、どこで勝負が決まったかもわからず、それでも事実として AlphaGo に負けちゃったことだ。

今まで、エキスパートシステムから始まって（もっと前もある？）人口知能がより人間に近いかどうかの判定は、人間様が決めていた。
ところが、今回
「なんか人間にはよく分からないけどコンピューター様が正しいようだ」
というところまでいきなり到達してしまった。
最終的に決める（権限がある）のは人間ではあるものの、すべての判断はコンピューターに任せる時代がもう直ぐそこに来てるんではなかろうか。

- コンピューターが成績を元に進学先を決める
- コンピューターが判断をくだして有罪にする
- コンピューターが犯罪を起こしそうな奴を有罪にする

今までは、滑稽な SF の中だけの話だと思っていたのに、いきなり現実に通じる道筋ができた思いだ。

ただ、一方で、コンピューターはあくまでも道具で、人類の見てきた囲碁の世界が、ほんの一部で、これから AlphaGo が新たな世界を切り開いてくれるという、前向きなことを言ってる人もいて、それもそうかもしれない。

勝負は全部で５番行われるそうだ。1戦目よりは２戦目のほうが中押しで勝負が決まるまでの手が増えたようなので、５戦目までには一矢報いて、人類の可能性も見せて欲しいのだが。