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離婚について考えてきた [日記]

結婚以来20数年、離婚について考えてきた。
結婚していない人は離婚のことについて考えたことあまりないと思うけど、結婚していて離婚についてまったく考えたことない人いないんじゃないか(ひょっとしているのかも。でも、僕にはまったく想像できない)。

最初は、2人の習慣や考え方の微妙な違いで、お互いにイライラしていたように思う。
僕らは新婚旅行に行っていないが、行って成田離婚になる可能性はあった(と勝手に思っている)。
僕は、まったく家庭的でなく家事もしない悪い夫だったので、どちらがより悪いかといえば、おそらく僕が悪いんだと思う。家事負担だけでなく、夜になったら雨戸を閉めるとか閉めないとか、そういう今思えばわりとどうでもいいことで揉めた。
あの頃、もしお互いに帰る家があれば、それっきりになっていたかもしれない。
僕は、実家に帰ってしまったら会社に行けないし、同じ家に帰るしかなかった。

そのうち、我慢することと、お互いに表明することを覚えてきた。
「いやだ」ということと同じように「うれしい」ということも、口に出さないとわからないということがだんだんわかってきた。
結婚して義理の両親の家に行くようになって、義母お茶や食事を出してくれるときに、いつも、義父が義母に
「ありがとう」
と言っているのを聞いて(あー、そういうこと言わないとダメなんだなぁ)と思った。

子供が生まれると、いろいろな面で片親だけで育てるのは不可能になった。
今、離婚の危機はだいぶ遠のいていると思う。

これで離婚がなくなったとは思っていない。これも、子供が大学を卒業するまでの話。
何しろ、子供が親元を離れる頃に、僕は大した働きもなく一緒に暮らすメリットがなくなるのだから。
濡れ落ち葉、熟年離婚という言葉は、まったく他人事には思えない。
熟年離婚ということになったら、結婚して以来2人で作った財産は潔く半分渡そう。かみさんは(おそらく)へそくりはしていないと思うので。

ただ、話を聞くと世の夫婦というのはもっと仲が悪いものらしい。
うちなんか夫婦で(家族で)出かけたりして、仲がいいほうらしいので意外と大丈夫なのかもしれない。

それはさておき、離婚して、一人になって寂しくのたれ死んだとしても、僕はきっと結婚したことは後悔しなだろうから、まあいいや。
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