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贅沢は敵だ [日記]

かみさんとは大学生の頃知り合って、卒業して程なく結婚した。
ぼくもかみさんも親元を離れて私立の大学に通っていたので、親は中流ながらもそこそこには裕福だったと思うが、ぼくら大学生はそれなりに質素に暮らしていた。
取るべき単位も多く研究室での拘束時間も長く、卒業間際は受験勉強に忙しかったので、アルバイトも大してしていなかった。
世は、「一年間アルバイトしてクリスマスイブには湾岸のホテルを予約してオープンハートを送る」時代だったが、それとは全く無縁の生活だった。

貧乏学生から社会人の贅沢も知らず結婚すると、子供が高校生になってもあの頃の金銭感覚のままだ。社会人なりたてのころにちょうど、接待で飲み食いとかゴルフとかは急激になくなっている時代で、僕もそんな経験はない。
結婚時は、大した家財道具を買わず、それぞれの一人暮らし用のテレビ、洗濯機、冷蔵庫などを、片方を捨て、片方を使った。

この前、ジーンズを買いに行ったのだが
「うーん、リーバイスは高くて手が出ないので EDWINを買おう」
ということになって、
「あー、俺って30年間変わらないな」
と痛感した。

親の世代と比べると貧しくなってしまったが、日本人が3年ごとに新車に買い替えるとか、新築戸建てのマイホームが幸せの最終目標、でなければまだまだ豊かに暮らせると思う。
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