妹と電話した

ちょっとした用事があって久しぶりに妹と電話した。
妹は高卒で地元で就職して中学の先輩（＝僕の中学の後輩）と結婚した。
もうすぐ下の娘が高校を卒業して就職する。
典型的な、地元志向の田舎の人間だ。

うちは、子供が大学まで進学する予定なので、まだまだこれから。

僕が結婚しようというときに、僕と弟は大学（しかも６年）を出してもらって、妹は高卒で就職ということを聞いたかみさんは
「（やっぱり、田舎の農家のうちは女には学問させないんだ・・・）」
と思ったそうな。

そもそも、普通科高校に入った兄２人とは違って、妹は勉強があまり好きでなく、地元の農業高校を出るときも、まあ短大くらいはいかせてもらうことはできたが、
・進学ならバス電車を使って通学
・就職なら自分の車で通勤
という選択肢の中で就職を選んだ。

進学よりも車を選んだということで、かみさんは（女に学問はいらない以上の）カルチャーショックを受けていたようだが、僕にしてみらたら、「まぁ、田舎ではそういう選択もあるよね」という話。

自分は（自分もそうしてもらったように）子供を大学くらいは卒業させるのは義務だと思っている。長男である僕こそは、田舎で慎ましやかに暮らし、自分の子供も外の世界を知らずに暮らすのが当然だったのに・・・
息子が公立中学に上がった頃のテストで偏差値50を超えてるから、学年順位が半分を超えてるからいいだろうと本人が思っていて、親に怒られていた。
自分が中学の頃にその成績だったら・・・それどころかクラスいちの劣等生だったとしても、「まぁ、しょうがないね」で、今頃農家をしていただろう。
自分の子供は、田舎で農家になるという選択肢が無くなってしまってかわいそうだなぁ、 と内心思ってはいるのだが、しかたない。

子供達も、最近は、うちは教育熱心な家なので仕方ないと思っているようだ。