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英語はがんばって読むとなんとなくわかった気になる [日記]

英語は中学の最初の頃から苦手だった。
最初に出てきた「Mike」がどういう法則で「ミケ」じゃなくて「マイク」なんだろう?
と思ったことを覚えている。あのとき、
「理屈じゃないんだ。とにかく覚えるんだ」
ということがわかっていたら、幾分かはマシだったかもしれない。

苦手だったけど、受験だけに必要で、将来役立てることなんてないと思っていた。
高校を卒業して首都圏の大学に行くまで、生活圏で外国人を見たことなかったんだらかしょうがない。

大学で卒論を書くときに、どうしても英語の文献を読まなくちゃいけなくなった。
その時が、産まれて初めて英語が必要になったときかもしれない。
とにかく、自分の卒論に関係ありそうかどうかをぱっと見て判断しなくちゃいけないので、辞書をのんびり引いているひまはない。
語彙力の範囲で文意をつかみ取るしかない。
やってみると、 abstract の内容がわかって図表が読めれば、一字一句正確に把握しなくてもなんとかなった。
・・・いや、なんとかした。

いまだに英語はさっぱりで、もう英語力は息子に抜かれているが、ドキュメントはがんばって読んでいる。
「日本人の貧弱な英語力であっても、あきらめずに目を通せば、ある程度わかる」
ということがわかったという点だけで、大学にいった甲斐があった。

最初の会社で専門学校卒の後輩がいた。
とても優秀だったんだけど、英語が苦手だった。苦手、というより拒絶していた。
ググって(その頃は AltaVista しかなかった気がするけど)英語のページになったら速攻ブラウザを閉じてた。日本語のページにたどり着けなかったら諦めてた。
あとにも先にも、あそこまで英語を拒絶してた人いなかったと思う。
コードの単語なんかを見ると、本人が思う程には英語できないわけじゃないと思った。
思うに、彼は、もっと完璧な英語ができなきゃ英語なんか読めないと思っていたのでは。
僕は、
「いやいや、良く見て。そんなに難しくないよ。専門用語の単語を除けば中学英語だよ」
と言っていたんだけど、僕がいる間には英語アレルギーが消えることはなかった。
彼は、今頃どんな仕事してるんだろう。

最近、文法を勉強しなおしたいと思っている。
ただ、人生勉強しなきゃいけないことが多過ぎて、なんとかなっていることを補強する余力がない。

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