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会社が無くなるまではいられない [日記]

新卒で入った会社は、独立系で普通の中小のソフトウェアハウスだった。
普通の中小企業ともなれば、僕のいる間も経営の厳しい時もあった。
(一方で、バブル崩壊直後に入ったので、10年近くいたけどあまり良かったときはなかった)

多分、ITバブル崩壊と言われていた頃だと思う。
厳しいときは、ボーナスはほとんどでなくて、でもボーナスないと
ローンとか困る人がいるので会社が貸し出す、ということをしていた。
あの夏はひまそうにしているひともいて、一従業員としても、やばい感じが伝わって来た。
「倒産する会社ってそうそう経験できないから、どうせなら頑張って倒産を見届けるか」
くらいに思った。
しかし、倒産はしなかった。
ボーナスカット(ほぼ出ない)でおしまい。要するに、その時の人件費を
一時的に抑えただけで、あとで不足分のボーナスが出たとかない。

僕は、会社にいる間、景気が良くても悪くても仕事が回って来ていてひまだったことが
なかったので、あの時、ひまそうな人達のせいでボーナスカットになって、
それで
「苦しいときは、みんなで頑張ろー」
みたいなことを社長に言われて、なんだかばかばかしくなった。
仕事がなかった部署の人達、勉強のためにと TrueType のレンダラー書いて
年末に社長賞を取っていた。ちなみに、そのレンダラーが外部に出ることはなかった。
多分、その年に大きな利益をあげた案件がなかったんだろうな。

会社が倒産するなんて経験できないから、最後まで頑張ろうと思ったときもあったが、
会社は簡単には倒産しない。結局会社はなくならず、今も存在する。
今思うと、あの会社には長居し過ぎたように思う。

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