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PyCON APAC 2013 雑感 [Python]

参加したので記録 http://apac-2013.pycon.jp/ja/index.html

【基調講演】
[Georg Brandl]
Python のリリースマネージャであり、Sphinx の作者でもあるのでどちらかの話なのかと思っていたが、ミュンヘン工科大学での Dr. で研究している原子炉から放出される中性子の解析を Python でやってるみたいな話で、僕としては(リリースマネージャーが語る新しい Python の機能よりも)興味深い話だった。
Georg さんはは原子炉から出る中性子を計測しているけど、僕が以前一般公開で見学に行っていた KEK にも Python の本がいっぱいあって
http://nakagami.blog.so-net.ne.jp/2012-09-02-4
素粒子の観測では一般的なんだろうなぁ。

[Rian Hunter]
ビジネス的に成功している会社のエンジニア No.3 なので、もっとお金の話(俺ら、Python ですげーもうかってるぜーみたいな)をするのかと思ったら、Python でプロダクトを開発することの利点っていうのを技術的側面から真面目に語っていて、いままでの PyCon JP/APAC の中で、もっとも Python らしい講演だったと思う。すばらしい。


【セッション】
率直に言って、今年のセッションは同じような内容が多くバリエーションが少なかったように思う。
大きくわけて Web ORM DevOps あたりにテーマが集中していて、かつ初心者向けのものが多かったように思う。
昨年の PyCon JP 2012 は、同時並行のイベントがあったので、むしろ昨年のほうがセッションにバリエーションがあったように思う。
結局のところセッション数が多ければいいんだろうけど、もっと CG とかデスクトップアプリとか、CPython じゃない Python 実装の話とか、いろんなバリエーションがあるといいと思う。
あと、聞く人が少ないニッチだったり多少難しかったりするセッションも。
・・・うーん、やっぱ難しいか

【その他】
食堂が、たまり場になっていたのは良かった。
昨年は、みんな割と行儀よくどれかのセッションに出ていた。
昨年よりもセッションを聞かずに食堂でコード書いたり無駄話したりしている人が多かったように思う。これは、いいことだと思う。僕も、食堂でいろんな人とはなせたのが一番良かった。

スタッフの人も参加者の人もかなり英語ができてて、俺やばいなーと思った。
でも、海外の人が参加するイベントなんて滅多無いので、来年、 PyCon APAC から PyCon JP に戻っても、(セッションも参加者も)今回くらいの日英比率だといいなぁ、と思った。

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