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日本のエンジニア事情も少しはシリコンバレーに近づいているのではないかと [日記]

僕が新卒で会社に入った20年前は、プログラマーの定年は 30歳くらいだった。
自分の課長は30ちょっと過ぎだったし、長らくプログラムを書いてない部長は、今の僕より若かったと思う。

それが、今では世間一般に言われるプログラマーの定年が 35歳まで伸び、しかも、僕の実感では35歳前後の人はむしろ一番活躍している年代で、定年前っていう感じではない。シリコンバレーでは、いつまでもプログラミングしているエンジニアが結構いると聞いているが、これから日本もそんな風になっていく気がする。

大手SIer の30前後の社員は、まったくプログラムを書かず/知らずに、手配師仕事だけというイメージ。それも判断基準に、エンジニはの技量は関係なく八百屋で値切るような仕事しかしてない。そりゃ、自分がプログラム書いてないんだから、技量なんてわかるはずもない。
それがここにきて「これからは自社内で開発もする」と言われて困っているらしい。
その上の世代の人達は、遥か昔の新人時代の数年はプログラミングしているのに。
「君らはプログラミングなんて低級な仕事しなくてもいいから(なんちゃって)マネージメントをしろ」と言われた結果がそういう状況かと思うと気の毒でならない。
「プログラムは誰が書いても同じだから、人月が多ければ開発が進み、単価が低い人をたくさん集めるのがコストパフォーマンスが高い」
という建前で進んでいたソフトウェア開発が、さすがに、お客も、そしてベンダーすらも
「何かおかしい」
と気づき始めている。
しばらくベンチャーとか Web系とか言われる職場にいたので現状をよく知らないのだが、あんなに盤石と思っていた、Excel の詳細設計書やテーブル定義書をばかばかしいのであまり書かない現場もあるらしい。

ここ数年で、社外の人との勉強会などの交流が進み、人材を社内で教育して囲い込むという発想も破綻してる。

シリコンバレーは、地域全体が1つの企業のように、そしてそこで生まれるベンチャーが部署のようになっていて、転職が部署異動のようになっているという話を聞く。IT で且つベンチャーというくくりだけなのかもしれないけど、同じような流れが日本でも起きていると思う。

僕の肌感覚では、今、プログラマーの定年は 45歳くらいだと思う。来年までにその定年が 46歳に、その翌年は 47歳に・・・となっていくように頑張る所存でございます

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