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僕が会社を辞めた時のことを思い出してみる [日記]

http://blog.pasonatech.co.jp/ootani/202/13703.html を読んで自分のことを思い出してみる。

僕が新卒で会社に入ったのはバブルの余韻の残る頃だった。
もう、みんなその頃のことを覚えてないみたいだけど、そのころの風潮として長いことひとつの会社にとどまっているのはばかばかしい、みたいなところがあって、100人規模の(Lotus みたいに IBM に買われない)普通のソフトウェア会社に入った僕は漠然と
「3年もしたら転職するんだろうなー」
と思っていた。
3年経つと、なんとか会社内で給料分くらいは働けるようになったかなー、と思えるようになったが、まだまだ転職する勇気はない。5年経つと課長とか社長とか経理のおばちゃんとかの給料の一部も支えられるようになったかなーと思えるようになったが転職する程の勇気はなかった。

もうすぐ8年目が終わろうという2月に
「あれ?俺ってずっとこの会社にいるつもりなんだっけ?」
とふと思った。
子供が幼稚園に入るのはまだ少し先だが、幼稚園に行くようになったらおいそれとは転職できない。そして、子供が小学校に上がるころには他の会社を知らないので会社にすがって生きていくしかなくなる。
・・・そう思ったら、とにもかくにも会社を辞めなくては、という気分になった。
通帳の残高を見て、細々となら1年くらいは暮らして行けるかなー、と思ったらとにかく、今の会社を辞めるしかない、としか思えなくなった。

仕事をしながら、次の転職先を見つける・・・なんて漠然と考えてたから8年も転職できなかったんだから、次のことなんか考えずに、とにかく円満に会社を辞めることにだけ注力することにした。
結局、会社を辞めたのは 10月だった。
僕が社会人プログラマーとして、いまだにやってこれているのも、その会社のおかげだが、かけてもらったくらいの恩返しはできてると思う。

いまは、40過ぎで非正規雇用でも漠然と「何とかなるかなー」と思っている。
あの時、会社を辞めてなかったらきっと今頃課長だか課長代理だかの肩書きをもらって、会社にしがみついていたと思う。リストラにおびえながら。やっぱり会社辞めて良かった。
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