向上心には気をつけたい [日記]
http://blog.so-net.ne.jp/nakagami/2007-12-04 の続きみたいな話。
以前、前立腺癌を普通に切除しちゃえばいいものを、不慣れなくせに内視鏡手術を試みて患者を死なせてしまう事件があった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%85%88%E6%81%B5%E4%BC%9A%E5%8C%BB%E7%A7%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%84%E5%B1%9E%E9%9D%92%E6%88%B8%E7%97%85%E9%99%A2
http://www.jikei.ac.jp/news/200312_1.html
医者が手術をする場合も、最初は初心者だからある程度は社会(患者)が許容してやらなきゃとも思うけど、それは盲腸の傷跡ががきれいかどうかくらいの話であって、わざわざ難しい術式にチャレンジして(「本当は助かってたのかも」と思えるような微妙な手術はあるにしても)何でもない簡単なはずの手術でみすみす死なすようなことが、(医者だけでなく)誰の目にも明らかなくらいにはっきりした事件なので、数ある医療事故の中でも忘れられない。
世の中、とかく勉強熱心であったり向上心があったりすることを良いこととして捕らえる傾向があるけれど、許されるのは子供だけ。それが単なる自己満足であったり、何かの犠牲のもとに成り立っていないかどうか、気をつけなきゃ。
僕の仕事は今のところ人の生き死にには直結してないけど、単なる自己満足や、自分のスキルアップのためだけに「次は Ruby を使いましょう」とか言い出さないようにしたい。
もちろん、必要があって言い出す場合はありうる
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