家庭教師の思い出 [日記]
http://www.chikawatanabe.com/blog/2007/11/3.html
渡辺さんのエントリを見て思い出したこと・・・(大分忘れてるけど)
生まれてこの方、大学生の時に一度だけ家庭教師をしたことがあります。
もともと、二流大学の引け目があり、大学生のアルバイトの中では楽して儲けすぎじゃあという負い目もありました。成績が上がらなかったら申し訳ないだろう(要するに自信がない)とかいろいろあって、家庭教師のアルバイトはとにかく避けてました。
そんな僕が、5年の時、6年で国家試験の受験を控えた先輩から、自分が見ていた教え子の家庭教師をしてくれないか、といわれて一度だけやったことがあります。
先生に、暴力を振るったとかで謹慎中だったんだけど、要するに何人かで先生をからかって手を出したうちの一人で、一蓮托生になってしまった子が、謹慎中に勉強して今度の中間試験で赤点を取ったら本当に留年だよ、と先生に最後通告を受けてるような状況でした。
本人は、勉強は嫌いだけど学校に行くのも好きで、親に反抗するとかいうこともなく根はいい子でした。そうそう、BOOWY の頃の布袋モデル(レプリカ)のギターを持ってるのが自慢の子で、バンドでビックになるのが夢だったような。
英語とか、他の教科は自分の力でなんとかできるんですが、とにかく数学が分からず自分ではどうしようもないというので、僕は数学だけ教えました。
三角関数の最初のほうのところで、公式を使った計算をすればいいんですが、問題を解くのに、意味が分からないと辛かろうと思い、最初、 sin cos tan の図形上の意味合いとか、そんなのを説明しようとしましたが、それは大失敗でした。
分からない所を探ろうとどんどんさかのぼっていくと、結局 1/8 = 0.125 ができないというところで、「これは間に合わない」ということに気づきました。
もともと高校のレベルも低いので、試験の問題もそんなに難しい問題は出ない。
とにかく、赤点を取らないことを最優先に、後半の応用問題は捨てて、前半の sin cos tan の計算にかけました。
分数⇔少数の計算はできませんでしたが、出る問題の答えは、1とかルート2とか、きりの良い数字になるだろうということで、三角関数の公式と累乗の計算を*意味は分からなくてもいいから* と解かせました。
確か、それまでは、 30点とかそんな点数だったのに、中間試験は 70点台だったような気が。
親からも、本人からも喜ばれ1ヶ月ほどの家庭教師期間は終わりましたが、僕は後ろめたさを感じてました。問題の図形的な意味とか、基礎を教えてないので、おそらく次の試験はまた 30点で、補講や追試を受ければ卒業はできるんでしょうが、数学は結局辛くてつまらないだけのものであろうと想像できたからです。
その子も(どの子も)分からないところまでさかのぼってやり直せば、普通の成績は取れるでしょうし、少しは数学の面白さもわかってもらえるでしょうが、僕も無料ではできないわけですし、毎週1回来る度に何かおやつを出してくれたお母さんにも大変でしょうし・・・なんとなく自分の限界を感じた出来事でした。
ちょうど、ティラミスが日本で大流行した頃で、僕はこの家庭教師先で初めてティラミスをご馳走になったことを覚えてます。その子の名前も住所もすっかり覚えてなくて、僕って冷たいやつだなぁと思うんですが。
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by Obsesse (2020-06-06 11:44)