「わーい、動いた」という喜び [プログラミング]
仕事をしていくうえでの楽しみというかモチベーションというと、小売であればお客さんが喜んでくれるとか、牛飼いであれば動物が増えるのが楽しいとか、獣医であれば動物の命が助かって嬉しいとか、仕事によっていろいろあると思う。
プログラマーの職務上の楽しみってなんだろう?って考える。
お客さんが喜んでくれるから?
結局のところプログラマーの職務上のモチベーションって、「こんな感じのプログラムを作りたいなー」と思ってコーディングして、いざ動かしてみた時に思ったとおりに動いたときの「わーい、動いた、動いた!」という非常に子供っぽい感情に起因してるんだなぁと思う。
それは、子供の頃にスーパーカーのプラモを作って電池ボックスのスイッチを入れたときに動いたときの喜びとそっくりだけど、40歳になる今でも変わらず「わーい、動いた」ってやってる子供っぽい自分には感心する。
これを、設計どおりに作ってるんだから動いて当たり前とか思って、あんまり喜ばない人がいてびっくりする。
そういえば、情報処理系の専門学校を出てソフトハウスに就職して「うちで(趣味で)、こんなプログラム作ろうかなぁ・・・って思うんだけど、ああすればいい、こうすればいいとかいろいろ考えてると、簡単に出来そうな気がして、面白くなくなって結局作んないんだよねぇ」って言ってる人がいた。結局、その人は入社3年くらいで仕事を辞めてファミコン屋の店長になったという噂を聞いた。
僕はといえば、十年一日のごとく同じようなことをやっているが、いまだに簡単に出来そうな気がすることがない。だからこそ、いまだに思ったように動いたときにはとっても嬉しい。
たぶん、これが嬉しい間はプログラマーとしてやっていけるなぁと思う今日この頃。
ある程度は克服できるのかもしれないけど、仕事に向き不向きってあるもんだなぁと思う。
仕事なんだから嫌なことでもやらなくちゃ、と社会人なりたての頃には思った。確かに、それはそれで正しいんだけど、辛いだけじゃ長続きしないから、子供たちには飯が食えるから(とか、就職に有利だから)っていうだけじゃなくて、やっぱり理屈じゃなくて「好きだから」っていう理由で仕事を選ぶのがいいのかもよ、と言ってあげたい。
コメント 0