「月給百円」サラリーマン [読書]
読了。
昭和ひとけたを中心とした大正末期から第二次大戦開戦前までの、サラリーマンの暮らし振りを当時の雑誌をもとにひも解いたもの。
昭和ひとけたといえば、私が高校卒業まで一緒に暮らした祖父が25歳から34歳までの頃。
実際、一緒に暮らしていた僕でさえ若い頃の暮らし振りはよく知らない。
まぁ、祖父は田舎の農家で、この本が中心に書いてる都会のホワイトカラーとは生活がずいぶん違うようだが、祖父と同年代で現在の僕と同じような立場の人がどのように暮らしていたか、というのはそれはそれで面白い。
なんとなく、昔はものすごいインフレのような気がしていたが、昭和ひとけたは所得も物価も安定していて、月給100円。その後、現代では大雑把にいって物価は 2000倍、給料は 5000倍と考えればいいそうだ。
援交もサラ金も格差社会も、女性のブランド志向も今に始まったことじゃないとわかれば、
気が楽というか、そんなに大変なことじゃないような。
(なくすのは難しいんだろうなぁ・・・)
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