尖った携帯「簡単ケータイS」

私が子供の頃には、実家に７人で住んでいたんですが年寄り２人になって、なんせ田舎の家はボロ家でも広いもんですから、ちょっと洗濯ものを干しに行っているだけで電話に気付いてもらえません。
子供たちだけでなく、親戚中から「あんたん家に電話してもいつも出ない」と言われているらしいので、母に携帯を持ってもらうことにしました。
ちょうど、その話が出たのが帰省したときだったので、母と一緒に au ショップに行きました。
そして買ったのがこれ↓・・・いや、新規　０円だったので、契約したのが、です。
http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/a101k/index.html
着信履歴が見れないとか、電話帳を引いて電話が掛けられないとか、携帯電話ならではの便利な機能がほとんど削ってあるので、どうしようかと悩んだところもありましたが、「とにかく、使えるようにならないと意味がない」ということで、第一目的は「母に電話をかけたら連絡が取れる」ということだったので、結局これにしました。

・肌身離さず持っていること
・電源はいつも入れておくこと

を言って帰ってきましたが、その後何回か電話を掛けたときには、無事出てくれました。
母の携帯購入は一応成功だったようです。

それにしても、簡単携帯S は、実に「尖った携帯」で、販売するに当たってはずいぶん悩んだろうなぁ、と思います。（au のこの機種じゃないにしても、tuka の時に）
うちで、便利に使っておいていうのもなんですが、とても売れそうな気がしませんし、私が商品企画をしたら、これ↓くらいの液晶をつけてたような気がします。
http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/ap-k202s/
でも、これだけの液晶画面が付いてたら、母は携帯を持つのを止めたかもしれません。

Google のサービスを使ったりしていると、メールの内容をフォルダに仕分けする必要はなかったんだ（ラベルによる分類と全文検索で十分）とか、「本当に有効な UI ってどんなんだろう」と考えたりすることが多いです。

追記
簡単携帯 S の形は、尖ってないですよ。くれぐれもお間違いなく。