尊敬される会社と嫌われる会社 [日記]
その昔、映画館で「フォレスト・ガンプ」という映画を見た。
アメリカの歴史上の映像を合成して面白がるという典型的な娯楽映画なんだけど、
私は、こういう娯楽映画が好きだ。(この映画は、人を殺しあったりもしないし)
その映画の中でもっとも印象的だったのは、えび採り船の共同経営者が、
主人公のためにりんごのマークの会社の株を買っておいてくれて、
それで主人公はさらに大金持ちに・・・というところ。
この映画の公開時はアップルはあまり調子の良い時ではなかったのに、
マイクロソフトじゃなくて、アップルというのは、
アップルはアメリカン・ドリームの象徴で、マイクロソフトは違うんだなぁ・・・と。
Google が株式公開時に「短期的な利益を追求しない」とか、
日本でもCSRが何とかっていう本がいっぱい出ていたり とか、
環境を重視したファンドが発売されるとか・・・
「公開しているのに株を買い占められて文句を言うのはおかしい」など、
確かに、理屈ではまったく間違っていないわけだけど、
#そして、正論を言ってたたかれるのはかわいそうだとも思うけど
さらには「高く株を買ってくれるほうに売る」というのもある面では合理的だけれども、
一方でファンドに投資してくれる投資家やものを買ってくれる客を敵に回すことにならないか・・・
資本さえたくさんあれば勝てた大量生産大量消費の時代と違って、今は、大枚はたいて
「ブランド」とかいうものを作ったり買ったりしている
っていうのに、社長の挑発的な言葉でその価値がどんどん失われていっているような・・・
今日本中が大騒ぎしている TOBの結果はどうなるかというのは非常に気になる。
(といっても、NHKや一般紙でトップ扱いにしなくてもいいけど)
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