SSブログ

葬儀の意外と短い伝統 [日記]

母の実家の伯父が亡くなり、昨日通夜、今日葬儀があった。

およそ30年前に、母方の祖父の葬儀があった。
新婚だった僕はかみさんと一緒に通夜に出たのだが、喪服(礼服)を来ていたのは僕とかみさんだけだった。
通夜では喪服を着ないということを知らなかった。
通夜の席にいかにも準備してきましたみたいな格好はよくないというような話を聞いた。

17年くらい前に父が亡くなった時には、喪服の人もいた。仕事帰りの作業着で来てくれてくれている人もいた。仕事帰りに寄ってくれてうれしかった。

昨日の(祖父の長男で後継の)伯父の通夜は、みんな礼服を着ていた。
コロナ禍で仕事帰りにちょっと寄るみたいな人は、遠慮してるからかなぁ。

そういえば、母方の祖父母、父方の(僕が一緒に住んだ祖父母)は自宅で通夜、葬儀をするのが当たり前だったが、今はもう、JA や仏具屋が用意した葬祭場でやるのが当たり前になっている。
葬儀の形も業者任せで参列者や喪主に負担をかけない形に変化してきている。
僕が父の葬儀をした時には、村で直前に一軒だけ(諸般の事情により)葬祭場で葬儀をしてくれていたから後に続くことができた。ありがたかった。

伯父さんは最後は介護施設に入っていた。
介護は子供(とその嫁)が自宅でするものというのも変わってきているみたい。
自分の母はもう長いこと介護施設のお世話になっていて、後ろめたいところがあったが、最近少しづつ気が楽になってきた。

新婚の頃、ものごとを知らない自分を恥じたが、なんのことはない歴史と伝統なんで、30年もしたら変わってしまうんで、気にするもんじゃないんだなと思った。
そういえば、母方の祖父の父・・・つまり母の祖父は土葬で、新婚だった父はよくわからないまま掘った穴に入れる棺桶を担いだそうな。祖父は亡くなる前「土葬にして欲しい」と言っていたそうだが、公衆衛生上かなうはずもなく火葬された。そして伯父が「土葬にして欲しい」なんて言っていたのを聞いたことはない。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント