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民間療法 [父のがん]

歌舞伎俳優の奥さんが癌で亡くなったとか、標準療法がおこなわれていなかったとか聞いて・・・

父が、末期がんだと医者に告知された直後に、医者向けの治療の本を何冊か読んだ。
専門医向けの難しいやつじゃなくて、
ここまで浸食してたらレベルいくつで予後不良とか、
患者には、現状とこれから先の治療方針を率直に説明したほうがいいとか書かれてる本。

これから医者が家族に説明することの理解の助けになれば・・・と思って読んだ。
父も、(その前に肝臓がんで亡くなった義父も)抗がん剤治療の合間に一時帰宅したりして、(もちろん、無理な放射線治療や抗がん剤治療はせずに)標準的な治療がなされたようで、僕としては満足な治療だった。
もちろん、もっと長く生きられ、できれば寛解すれば素晴らしいんだけど。
本人や家族への説明もきちんとされたと思う。

んで、その時に読んだ本の中で
「患者や家族がビタミン投与などの治療を聞きつけて、そういう治療を求めてきたときには、差支えない範囲で応じてあげましょう」
「民間療法を行っていることを聞いても、(自分たちが行っている標準療法をしている限りは)否定しなようにしてあげましょう」
というようはことが端々に書いてあって、(一生懸命治療しようとしている医者にとっては腹立たしいことであろうに、そういう表現はせずに書いてて)お医者さんも大変だなー、
って思った。

川島なお美さんも、スティーブン・ジョブズも民間療法にはまって、寿命を縮めたと思う。
ジョブズは最終的には治療したが、治療が遅れたことを後悔していた、とも聞いた。
金があっても、医療技術が発達してもどうしようもない。人間の知恵の限界なのかなあ、と思ってしまう。


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