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同級生が歌手になることを反対した話を思い出した [日記]

4ヶ月で大学を中退し起業します。レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。
http://www.ishidanohanashi.com/entry/2016/09/15/193000

これを読んですぐに、
「あー、これ僕らの時代だとバンドだよなー」
と思った。
いかすバンド天国は毎週見てた。

僕の大学の頃は、学部に「フォークソング部」というのがあって、あえていうと尾崎豊系を信望するような音楽系の部活だった。
そのフォークソング部に入っている H君が、4年の時に同級生達に人生相談を始めた
「大学やめて歌手になるって言ったら、親に反対されて今喧嘩してるんだよー」
(・・・)
「親に、辞めるって言ったら、だったら、今までかった金返せって言われてー」
(そりゃそうだろう・・・)

みんな(僕も)、あからさまに反対はしなかったが、
「何も今辞める必要はないんじゃないか」
「大学に行きながらでもできるんじゃないか」
と言って、やんわりと人生のレールに沿うことを勧めた。

僕は、
「この年になって残り2年半が惜しいって思うことあるんだなー」
って妙に感心しつつ心配していた。
ひょっとしたら他の学科の人は4年で進路について考えていたのに、自分はあと2年以上大学にいなくちゃいけなくて、その時間は無駄じゃないのか?と焦っていたのかもしれない。

同級生が誰も積極的に応援してくれなかったからか、結局 H君は大学を休学することも辞めることもなく卒業して、確か国家試験も受かっていた。学校を休みがちというわけではなく、むしろ真面目な子だった。真面目な子だったからこそ2年強の時間が無駄でもったいなく思ったのかもしれない。

H君が卒業して何をしていてもいいが、大学を中退してたら後悔していただろうし、卒業して本当に良かった、と思ったことは覚えている。
今、僕が大学で学んだことと違う仕事をしていても、大学に卒業までいたことは、まったく後悔してないし、あれは本当に良いモラトリアムの期間であった。
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