SSブログ

Python エンジニア養成読本 [読書]

Pythonエンジニア養成読本[いまどきの開発ノウハウ満載!] (Software Design plus)読了・・・というか出版前にレビューのお手伝いをした

他の「養成読本」シリーズを読んだことのある方はわかると思うが、これは入門書ではあるけれども プログラミング言語 Python の入門書とも、プログラミング言語の入門書ともちょっと違う。

何らかのプログラミング言語の素養のある人が
「Python で(仕事で)開発をするために知っておかないといけないことって何?」
というようなことを知りたいときに読む本。

内容は、 Python のことが多いものの GitHub でのソースコード管理や Sphinxでのドキュメント管理、Ansible による構成管理もあって、(Python で書かれてるけど使うのにPython いらないものから、そもそも Python で書かれていないものの解説)Python あんまり関係ない。
でもそれらは、Pythonでの開発の現場によくあるもなので
「よくわかる Pythonの世界」
という意味ではあっていると思う。例えば、 Perlでは CPAN、 Ruby では gem、 Java なら Marven Central じゃあ、Pythonは?みたいなのとか、そんなの。

特に参考になるのは注記の参考 URL 。これをたどっていくと雰囲気わかる。
ただ、すぐに古くなりそうなので、この春から Python 使う、見たいな人は急いで読むべし。
全ての章をくまなく読む必要はなくて、逆に全てのページを読む必要がある人ってあまりいないと思う。各自が必要そうな章を読めば良いと思う。

そんなわけで、この本の他に Python でプログラミングする勉強は必要。
そういえば pip で外部パッケージをインストールするところなんか、ほんのさわりしか書いてない
ちなみに、この本も Python2.7 を対象に書かれている。

以上ふまえると、特に
「R言語とか Excelでデータ解析してたんだけど、どうも最近は Python という奴を使うのがいいらしい」
と思ってる人には良い内容かと。最近そういう人が増えてる雰囲気なので。
そういう人は、この本を読んだあと、pandas の人が書いた本を読むのがよいかと
http://nakagami.blog.so-net.ne.jp/2014-10-05

そういえば、大切なことを忘れていた。
著者(の一部)いわく、この本を「フェレット本」と呼んでください、とのこと。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

Facebook コメント

トラックバック 0