人口減少の時代

子供の頃、人口が増えるのが当たり前だった。
今は人口が減少する時代になったのになかなか慣れない。

近所に空き家が増えているのに新築の家が建っていて、そのことをあまり疑問に思わない。

僕が働きはじめるころには、近所の動物病院は過当競争と言っていたのにあれから何件か増え、もう犬猫は増えない。飼っている人間が減るんだからどうしようもない。
一頭あたりにかけられる金額には限界があるのだから動物病院一件あたりの収益という面では、減り続ける未来しか見えない。

実家のある愛知県田原市は過疎の村とは違う、と思っていたが人並みに人口が減ってマイカー率が上がると、バスの本数は減るし商店の売り上げも減る。

大人以上に子供の減少が激しいので小学生の人口減少が激しい。
僕の通った小学校も児童は減少傾向。
さみしいが本来であれば自分の子供も通うべきなのだから僕が文句言う筋合いはない。
僕の出た小学校は、校区内に宅地造成がされて今年から少し人が増えるようだ。
複式学級になる瀬戸際だったので一安心・・・だけど、人口の傾向は減少だからそれでいいんだろうか？
しかしそれは近隣からのちょっとした人口移動だけで、日本全体ではやっぱり減少してるんだから縮んで行くパイの取り合いだ。

僕から上の世代の人は、人口が減るということが数字の上ではわかっていても感覚として理解できてないんだと思う。
物心ついたころから人口減少し続けてる子供達にしか解決できないことなのかもしれない。