思えば遠くへきたもんだ

数週間前の週末に「Ｔ中学校卒業したはじめ君ですか」という怪しい電話をかみさんが取った。
中学の時に同級生のＳ君だった。中学３年以来会話すらしたことなかったが、人づてに微妙に間違っている住所を聞いて、１１７で電話番号を探してくれたそうで（僕の住む市で同姓同名が他に居ないということで）、Ｓ君も自信がなかったけどかけてみた、ということらしい。

中学３年生の時の担任のＮ先生がこの春で辞めるので、担任をしてもらった５学年共同でお祝いしようということらしい。Ｎ先生は、当時まだ３０代で若い方の先生というイメージだったので、
「最近は、先生も大変らしいから何かいやなことがあってやめるのか」
と思ったが、定年退職とのこと。よくあるドラマの１シーンを思い浮かべて、自分も年をとったもんだと思った。

その日に確実に田舎に帰っていられるか自信がない。残念だが欠席することにして、今日返信用はがきを出した。連絡とれて遠方にいるのは、僕と、ひろやす君だけだそうな。