ユーザーの希望とは逆に進む

ユーザー企業の情報システム部門の人の意見
「プログラミング軽視が使えないシステムを生む」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071127/288167/
まともだ。現実を見てる意見。きっと、日ごろ苦々しい思いをしてるんだろうなぁ。
ユーザーからしかこういう意見が出てこないのが恥ずかしい。

一方・・・
「富士通・ＮＴＴデータなど、システム開発の期間短縮」
http://it.nikkei.co.jp/business/news/busi_system.aspx?n=AS1D220FP%2026112007
>全工程を140に細分化し、各段階で品質や進ちょく状況を厳格に管理しながら流れ作業でソフトを作る。
工程が増えてるのに何で半減できんだよぉ、意味わからん。むしろ増えるだろう。
＃面白いのは、「期間」の短縮は謳うけど「工数」や「費用」の低減には触れてない。
上の積水化学の人の言ってる、「一人で何でもできる」っていうのと逆に進んでいる。

確かに、職人を養成するより、工場の工員を集めるほうが楽なんだろうけど、
SIer のこういう売り方って、いつか破綻すると思う。
ソフトウェア開発という面からは既に破綻してて、あとはベンダーの収支の破綻がいつくるかでは。