拝金主義

最近、タレントの出るバラエティ番組で私服の値段を調べたり、買ったもののレシートを披露したりするのを見かけて、実にいやな気分になる。複数の番組でやってるから、きっとそういうの人気なんだろうなぁ。
僕が子供のころは、まだ日本が今より貧乏だったせいか、こんなのはあんまりなかったように思う。

電車の中でも、王冠のマークの付いた腕時計やLとかVとか入ってるかばんを持ってるひとがいっぱいいる。日本には、そんなにたくさん金持ちがいたっけ？（いるのかもしれないけど）そんなの身に付けてる人ってヨーロッパでは貴族くらいかと・・・。

そういえば、「成金」って言葉、最近聞かないなぁ。
思えば、お金を持ってる持ってないで人を分類して、お金を持ってる人を持ち上げるようになったのは「金魂巻」からかなぁ。

見るからにお金持ちっていうより、「あの人、ああ見えてもすごいお金持ちなのよ」と言われたほうがカッコいいと思う。もしくは、社会的地位からして明らかにお金持ちのはずなのに質素な生活をしている人もかっこいい。でも、今はそういうのはまったくはやってないみたい。（斉藤一人さんカッコええなぁ）

胸に手を当てて考えてみると、それは庶民のひがみであるような気もするが、金持ちは庶民がひがまないように気を配ってほしいもんだ。