日本国債 オリジナル版（上）（下）

読了。
ひまだったので、駅のキオスクで文庫版を買って読んでみた。
オリジナル版というのは、2000年に出たオリジナルのストーリーで、その後（マーケットの変化に伴って）大幅に加筆修正された改訂版が出たんだけど、このほんはそのオリジナルの方を文庫に収めたものということらしい

改訂版がどう変わってるか、現在のマーケットがどう変わってるかは知らないけど、
・国債発行残高は、どんどん積みあがってきてる
・なのに、金利は上がらない
という、根幹部分は変わらないし、都銀１２行が合併を繰り返したり、銀行が国有化→民間売却されたり、住専がどうこうとかその後の金融危機とかの頃のことが思い出せて、ちょっと懐かしかった。
んなわけで、オリジナル版のストーリーはこれはこれで良いと思う。