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気がついたら新型インフルエンザ [畜産とか獣医学とか]

カナダ帰りの大阪の高校生を水際でうまいこと食い止めてると思ったら、神戸で渡航歴がないのに感染してる高校生がいきなり発見された。もう数十人が感染してるっぽい。
獣医公衆衛生学というのをお勉強した者としては、今回の新型インフルエンザが疫学的にどうなるのか興味をもっていたのだが、驚いた。今回、簡易検査をしまくったおかげで今まで思っていない季節にも普通の季節性インフルエンザが流行しているらしくて興味深い。

鳥インフルエンザの中国での感染経路を調べたときにはかなり詳しくわかって、何人かに一人スーパースプレッダーという人がいることもわかってきたけど、これからの調査で何かわかるんだろうか?

いずれにせよ、スペイン風邪のときもアジア風邪の時もDNA鑑定なんてできなかったわけで、公衆衛生学の世界ではいろいろな知見が得られるんだろうなぁ。
今回のことで、水際対策があまり効果がないってことがわかってしまった気がする。
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豊橋で鳥インフルエンザ [畜産とか獣医学とか]

ウズラ農家のウズラで陽性が出たそうな。
豊橋といえばウズラのメッカ。そして養鶏もかなりの規模。
隣で僕の生まれ故郷の田原市も養鶏農家は多いほうだと思う。

今頃、豊橋とか田原とかの保健所の人たちは大変だろうなぁ。
#浅田農産のときは鶏が死んでたが、今回はウズラすら死んでない
鳥インフルエンザの病原性については心配してないが、(間接的に)人が死なないように注意して欲しい。

鳥インフルエンザが出るたびに、インフルエンザでなく人が死ぬなんてことになったらやりきれない。
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30年以上も前に保健所に処分されたチロのことをずっと考えてたのか [畜産とか獣医学とか]

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008112600437
僕の父は、「動物が好きだから牛を飼ってる」と言っていたが、結局のところ牛の命を糧に生活していたわけで・・・。僕が、そのことに矛盾を感じたのは小学校の高学年の頃、小泉容疑者がチロを処分されたのと同じ年頃だった。
今は、動物好きでそれ故に牛を飼っていた父の心境もわかるし、保健所で処分している人たちこそが心を痛めていることを知っている。むしろ、かわいそうと言って周囲の人とトラブルを起こしながら餌をやり続ける団地のネコおばさんこそ悪い人だと思う。
いかにもおっさんという風貌の小泉容疑者よりは大人になれたかなぁと思った。

因果なもので、動物病院の獣医というのは、普通の人に比べたら圧倒的に多くの動物の死に立ち会わなければならない。時には、自ら動物の命を絶たないといけない。でも、やっぱりみんな動物好きなんだよねぇ。かみさんも、日々動物の死に立ち会って、虚しいくらいに力になれなくても獣医になったことや仕事をしていることは後悔してないんだと思う。
#僕は、大学に入ったことは後悔はしてないけど動物はそんなに好きじゃないのでプログラマーで良かった

子供達も、何か好きなことを職業にすれば矛盾に直面するだろう。(なんで、こんなくだらないドキュメントを書かないといけないのか、とか)そういう矛盾も飲み込んで、納得して好きでやれる仕事が見つけられるといいなぁ。

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鳥ちゃんが行政処分 [畜産とか獣医学とか]

鳥ちゃんが業務停止3年の行政処分を受けた。昨日の夜の関東ローカルのNHKニュースでやってた。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/080530.html
民事や刑事で裁判してる人たちは免許剥奪を期待してたようだけれども、獣医師が行政処分で業務停止命令を受けたのは初めてらしいので、農林水産省の人たちも随分苦労したんだろうと思う。

獣医師なんて、資格の使える仕事ができなければまったくつぶしが利かないわけで、3年間の業務停止っていうのは、はたから見るより相当大きなこと。農林水産省の人も、(3年以内に問題起こすとか、3年過ぎてまた病院初めて問題おこすとか)これ以上騒ぎが大きくなって、免許取り消しの処分を下すことにならないことを祈ってるに違いない。
鳥ちゃんも、獣医で大成することはあきらめて、別の道で地道に暮らすことを考えたほうがいいよ。
獣医の世界では大事件だけど、世間一般から見れば小さな小さな事件だから、まだまだやり直しは効くよ。

それにしても、同級生の中で一番有名になっちゃったなぁ、鳥ちゃん・・・と思う今日この頃。
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インフルエンザ検査キット [畜産とか獣医学とか]

娘が金曜の夜に吐いて土曜の朝に体温を測ったら39度だった。
インフルエンザかどうかは微妙な対応だったがB型ということもあるので、近所の診療所に行った。
問診で「インフルエンザじゃないでしょう」ということだった。かみさんが子供の頃に診てもらったという超ベテランの小児科の先生なので疑うわけではないが、もしインフルエザだったら熱が引いたあとも2日は登園してはいけないということなので、お願いしてインフルエンザの検査をしてもらった。
たぶんこれ↓。鼻腔を綿棒で拭って検査するだけで採血とかいらない。
http://www.bdj.co.jp/poct/products/1f3pro00000cy9yu.html
インフルエンザの検査キットで陰性になっているところを見せて説明してくれた。
もちろん、インフルエンザは先生の見立てどおり陰性であったが、
初めて見たよ。AとBのマークがあって、A型、B型、AB型がわかるようになってる。

タミフルもすごいけど、この検査キットも同じくらい画期的なんじゃないかなぁと思った。

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鳥ちゃんの思い出 [畜産とか獣医学とか]

最初に鳥ちゃんが開業してて大変なことになっているらしいことを知ったのは、 http://blog.so-net.ne.jp/nakagami/2007-03-22 の頃で、その後も鳥ちゃんの動向を気にしていた。
その後も病院を閉めることもなく、診療は相変わらずで揉め事続きだったようだが、ついに傷害沙汰になったようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news004.htm

鳥ちゃんは、僕と特段仲が良かったわけでもなく、研究室が同じだったわけでもなかったが、学籍番号順で僕の3つ前だった。
#誤解の無いように言っておきますが、僕は日大出身
実習なんかはたいがい学籍番号順に班分けされるので、実習といえば 80 人で同時にやるものから 8 人くらいの班に分かれてやるものもあったが、6年間を通してほぼすべての実習が鳥ちゃんと同じ班だった。

もう、これから鳥ちゃんのことを語るタイミングがなくなっちゃうかも知れないので、学生時代の鳥ちゃんのことを思い出して書きとめておくことにする。

そもそも、鳥ちゃんのことは一学年下だったかみさんも知っていて「東大の大学院に進んだの?成績悪いと思ってたけど」と言っていた。その根拠というのが、テスト前に僕の研究室にいた同級生にノートを借りに来ていたから、というのだ。
そういえば、ノート借りに来てた。でもそれは成績が悪かったから、進級のために背に腹は変えられないというわけではなくただ単に、要領よくいい成績が取りたかっただけだ。
ものすごくというわけではなかったが、どちらかといえば成績は良いほうだったように思う。
医学部の研究生なんてものすごく人がいっぱい必要で、(中でも東大医学部なんて、ものすごく人がいそう)どういう形でかはしらないが、東大の博士課程か研究施設で何らかの籍を置いていたのは本当なんだろう。
ちなみに、獣医学科というのは卒業間際の国家試験が忙しくて、同級生の卒業後の進路のことはよく知らない。国家試験に落ちると、予定してた進路に進めなくなる場合も多いし。

今、ニュースや2ちゃんねるで聞こえてくる風評を聞くと、どんな極悪人だ?と思うが、少なくともその頃は、そんな悪徳獣医師になるような感じではなかった。
ただ、鳥ちゃんは「要領よく上を目指したい」人間だったように思う。
出席を取らない授業は出たら損。ノートを借りて要領よくいい成績を取りたい。
利用できるものは何でも利用する・・・って感じだった。
まぁ、僕はそれほど仲良くなかったから本当のところは分からないけど。

そういえば、4年前に一度だけ大学のクラス会があって参加させてもらったが、その時に「知り合いの(日大じゃない)獣医がアメリカの大学に行ったら鳥吉らしい人に会って、『日本に帰りたい』って言ってたらしいよ」といっている友人がいた。
鳥ちゃんは、公務員になるとは思ってなかったが学術の世界に進んだっていうのもちょっと意外に思った。きっと上を目指してたんだなぁと思う。
10年も学術の世界で夢を見て、それが無理だとわかったときに、日本に帰って臨床に進んで・・・。いまさら、誰かの下で下積みなんかできないってことで開業しちゃったんだろうけど、一度も臨床経験のない僕と程度は一緒だろう。
患畜は減る、経営は維持しなきゃいけないってことで、だんだんに詐欺的な診療をしていかないと成り立たなくなって行ったんだろうけど、本人もどうしていいか分からなくなってたんじゃないかなぁ。

今回の傷害・暴行事件をきっかけに、詐欺容疑での立件も進めるのかもしれない。
今回の事件をきっかけに病院を閉めて静かに暮らすのがいいと思うよ。鳥ちゃん。


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免許証 [畜産とか獣医学とか]

実家の物置で発見。
僕が拝むのも、祖父の葬式の時にしまわれて以来。


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多摩センター動物病院 [畜産とか獣医学とか]

さっき、日本テレビで民事訴訟で賠償の判決が出た、と言っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070322-00000124-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000017-san-soci
http://doggynavi.com/
こういうトラブルがあった事すら知らなかった。

こういったたぐいの訴訟は、大概は飼い主の無理解やクレームなんだろうなぁと思って、獣医師を応援するんだけど、今回は獣医師がずいぶん悪いみたい(と、鳥ちゃん・・・)
今回勝訴した被害者の人たちは次は刑事だ!と言ってるらしい。
はたして、刑事で訴えることができるか甚だ疑問ではあるが、その可能性を検討する余地があるってだけで相当酷いことが分かる。


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獣医師国家試験問題漏洩 [畜産とか獣医学とか]

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070321/mng_____sya_____011.shtml
まぁ、本当かどうかは分からないようなまことしやかな話は昔からあった。
国家試験前日に、(遠いとか、寝坊すると大変なことになるとかの理由で)みんなして試験会場近くのホテルに泊まったりするんだけど、試験問題情報が出るから、自宅から通える人もそこに泊まったほうがいい!とか言っている人もいた。
そういう場合であっても、たいがいがガセだった、という話もあるし本当に出たという話もある。いずれも、「以前に・・・」という枕言葉が付いていて、本当のことは分からない。
聞くところによると、医師の国家試験の場合も同じような怪しい情報が前日に飛び交うらしい。

過去に、XXX大学のYYY先生が試験直前に言ったところが出るという話もなかったわけではないが、一人の先生が提出する問題は4問とか5問で、それも実際に使われるかどうか分からない。
今回も300問中の4問とか5問とかで、生理化学の先生は少ないから採用率が高かったのかもしれないけど、とてもその数問のために試験前日に寝ないで右往左往する気がしない(そういうのに躍起になってる人も居たけど)。それに、僕、ほかの大学の獣医学科の友達もいないし。

ちなみに、僕のいた大学で問題が出せるくらい偉い先生は、外部から来たI先生くらいしかいなかった。それも、その先生が学内の模試の時に出した問題に類似の問題が実際に国師に出たとか出ないとか噂になって、(そもそも、出る問題なんてポイントは同じなんだからどの年の試験問題も似てるといえば似てるところがある)それ以来、誤解を招くのを嫌ったI先生は、毎年「まったく同じ」問題を出して、模試の意味が無くなっていた。そういう意味では、ちょっと寂しいことだけど、うちの大学からは問題が漏れるという疑いはなかった。

獣医師国家試験を受けて思うのは、むしろ「インチキなしで厳正に行われてるんだなぁ」ということ。私立であれば、大学は親の力で多少は入り易かったりするかもしれないけど、医者や獣医師の国家試験に合格するには、大臣の息子でも(多分、皇族でも)ちゃんと勉強するしかない。身の回りの獣医師がいくらバカそうに見えても、(博士号が結構インチキで取れるのとは違って)インチキで免許が取れたってことはないってことは確かですよ。

出題した先生からのほんの数問の漏洩はあっても(数年前に歯科医師国家試験でもあったような)
出題候補を取りまとめた以降の問題がまとまって漏洩することがないっていうのは、
(最近、悪く言われることのほうが多いけど)日本の国家公務員の意識の高さを感じさせる。


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動物を使った実験がうまくいかないことについて [畜産とか獣医学とか]

納豆はダイエットにいい!というTV番組での実験が捏造だったと大騒ぎになってます。
今回は、実験をしてなかったので問題になってるみたいですが、
もし実験をしたところで、食い物で(しかも、数回食っただけで)そんなに優位な差がでるわけありません。

大学で獣医生理学実習という科目がありました。(こんなの↓らしいです。)
http://www.brs.nihon-u.ac.jp/~vetphys/index.files/DSC01602.JPG
この実習で、あらかじめ正しい答えの決まってるはずの生物系の実験(実習)が、どんなに教科書どおりにいかないものか、身を持って知りました。
動物実験だけじゃなくて、自分の指を氷水に漬けたり出したりする実験もあったので、ああゆう実験を高校ででもやれば「XXXですっきりやせる」「XXXで血圧を下げる」の類がいかにインチキかわかるはず。

番組制作側には、「一般に定着してる学説があるので紹介しますー」くらいの認識しかないんだろう。すぐに唯一の真実として信じちゃう視聴者もどっちも悪いと思う。


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