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初めての就職ガイダンス [家族]

先月、大学3年生になった息子は、大学で行われた就職ガイダンスというのに出た。

就職ガイダンスと言っても要は就活サイトの営業の話である。そこに出席した学生は、営業のお兄ちゃんに
「態度が悪い。そんなことでは就職できないぞ。」
的なことを言われたらしい。

席に配られた(紙の)資料を無視して、その資料の上にノートPCを置いて開いていたのがダメだったらしい。
ちなみに、ノートPC開いて空気読めない学生の中で息子は一番前の席に座っていた。
悪気はない。むしろ真面目に聞こうとしていた。空気読めてないのは認めるが。

おいおい、兄ちゃんよ。ここにいる子たちは、とっても優秀なんよ。

言うなら、そんな高飛車な言葉じゃなくて
「お願いします。弊社のサイトを使って就職してください。皆さんのような優秀な学生が顧客企業に就職してくれると弊社も儲かるんで」
でしょうが。

大学では、ノートPC 自体を使う科目もたくさんあるし先生が作成した PDF を(印刷しないで)ノートPCで見るのも普通で、
考えてみたら、親の僕も会議でノートPC を開くのが当たり前すぎで、ノートPC を開かないで紙の資料見るだけって、それじゃメモも取れないしやる気ないでしょ。
・・・もしかして、その就職サイトが扱っている企業というのが、会議には人数分の資料を用意して、パソコン開いているのは失礼という会社?

その、就活サイトの営業の兄ちゃんから、顧客企業が相変わらず一括採用で、大学で学んだことではなく、協調性や我慢強さを重視して使いつぶす気満々なのが透けて見えて、日本の大企業の行く末に不安を感じた。

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