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役に立つおたく [読書]

おたくの本 (別冊宝島 104)昔、別冊宝島というムックのシリーズで「おたくの本」というのが刊行された。
社会人になってから読んだ気がしてたが、もう 30年くらい前の本らしいので大学生の頃に読んだんだと思う。面白い本ではあったら、場所もなく捨ててしまった。

宮崎勤の事件後で、オウム真理教は信者の家族とトラブルは起こしていたものの犯罪者集団というよりはおもしろ集団と評されていた時代だ。
全体の雰囲気は、amazon のレビューででも確認してもらうとして、その中にコンピューターおたくがとりあげられていて、
「コンピューターおたくは唯一『役に立つおたく』である」
という表現をされていた。

プログラミングに興味を持ち才能を発揮する人間は有史以来一定数いたと思われるが数学や論理的思考が役に立つ職業はほとんどなくて社会に埋もれていたはずだ。しかし、20世紀末になって、そういう才能を持つおたくが脚光を浴びるようになった。
・・・というような内容だったと思う。

僕の祖父は明治34年、父は昭和15年生まれだけれども、確かに僕が父や祖父の世代の人間であれば、田舎の農民として暮らしていただろう。

僕の子供の世代や孫の世代には現在のプログラミング能力など必要ない時代が来るかもしれない。
もっと正確に言えば、明日にも僕のプログラマー的思考など役に立たない時代になってしまうかもしれない。
さらに、年齢的にも、明日にも役立たずになってしまうかもしれないと思っている。
どうも自分は飯が食える程度にはプログラマーとしての適正はあるらしいが、飯が食えるのは、たまたま、そのスキルを活かせる今に生きているだけなんだよなぁ、、、と今でも時々「おたくの本」の内容を思い出してる。

「○○には生産性がない」の○○に LGBT とか、結婚しない男女とか、子供を産まない女とかって発現が出るたびにいやーな気分になるのは、自分が博愛主義者というわけではないんだと思う

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