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バッタを倒しにアフリカへ [読書]

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
読了

内容がどんな感じかは著者のはてなダイアリーを読むと様子がわかるかもしれない
http://d.hatena.ne.jp/otokomaeno/



この本はいろいろなテーマがごっちゃになっている

- ポスドクの困窮
- アフリカ冒険もの
- アフリカでの生活の大変さ(紀行もの)
- アフリカの途上国の汚職や貧富の差(主に貧しさ)
- サバクトビバッタの不思議さ
- ニコ動の学会β
- 京都大学の白眉プロジェクト
- 著者個人のキャリア

読む前は、もっとアフリカのバッタの生態について書かれているのかと思ったので、ちょっと戸惑ったが、著者の性格もあり、気軽な読み物として面白い。
自分が子供の頃に読んだ本に書いてあった、アフリカで大量発生しているバッタの写真も見られる。
少し驚いたが、僕が子供の頃に読んだころから、そのバッタの生態ってあまり解明されてないらしい。

まあいろいろあるわけだけど、僕が、この本を読んで一番感じたのは
「好きなことを仕事にするのっていいなぁ」
ってこと。
この本で一貫して語られている物語をひとことでいえば
「子供の頃ファーブル昆虫記を読んで昆虫学者になる」
ということだ。すがすがしいくらいに小学生のあこがれの頃のまま大人になってしまった博士。
べつに僕は昆虫学者になりたいわけじゃないけど、自分は子供のころにどんな大人になろうと思ってたっけな?

自分のように、日本で安定した生活を手に入れ人生が見えてきたおじさんが読むと多かれ少なかれうらやましく思うのでは。
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