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賽の河原の石積み [日記]

日経コンピュータの名物記事に導入してはみたものの使われないシステムの事例紹介をする シリーズがもうずっと昔から続いている。

昔は、ものめずらしいオフコンを導入してみたものの使われず電気が入ってない、みたいなのが多かったが、だんだんと自社の基幹システムの開発が思ったように進まないから、ERP パッケージを入れたが思ったようにカスタマイズができないみたいなのが増えてきた。
だいたいが顧客企業が「高い授業料を払わされた」で終わっていたが、最近は訴訟にまで発展してるのが多い気がする。
まあ、訴訟っていうことは本番稼働までこぎつけてないってことだ。

思うに、いろいろ複雑なミドルウェアとか出てきて、プログラミング言語とかライブラリとか、先進的なやつをいろいろ組み合わせて使いこなさないとダメだみたいにハードルが上がってきてるからだと思う。
さらにそれが、努力と根性でどれだけ人力でテストするかで品質が決まるみたいなおよそコンピューターの仕事とは思えないようなやりかたで進められている。
なんか最近「B29 に竹やり」くらいの無謀なプロジェクトばっかりな気がする。

日本のシステム開発案件で、作ったシステムが上手く回って、やりがいあるって楽しいっていうの、どれくらいあるんだろう。
なんか、頑張ってもつらいだけの賽の河原の石積みみたいな苦行ばっかりの気がする。

僕はまあ幸せに仕事ができていると思うが、現状は業界的にあまりお勧めできないというのが少し悲しい。
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