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Pythonライブラリ厳選レシピ [読書]

Python ライブラリ厳選レシピ読了。著者の皆様より献本いただきました。ありがとうございます。
パッケージ毎に章立てが分かれていて
1. パッケージ名
2. ドキュメント参照先
3. インストール方法(標準パッケージ以外)
4. 説明
5. コード例(インタラクティブシェルの実行例)
が説明してある。

文法をだいたい理解できて
「例えばxxをやりたい場合何を使えばよいか?」
について知りたい人が読むのによさそう。

気をつけるべき点は Python3.4 をベースにしているということ。
Python2.7 を仕事に使いたいが、Python2.7 と 3 の違いはよくわかってないという人が読むとかえって混乱しそう。

ざっと見た感じ誤字や組版上の間違いが少なく安心して読めると思う。(自分が発見できなかっただけかもしれないが)
世の中には、なぜかコード例なのに typo があって、
「これ動かしてねーだろー」
とか、Python なのに編集の人が理解してなくてインデントがずれているという本もあるらしいが、そういうことはなさそう。

リファレンスマニュアルの単なるコピペ本でなく、必要であればサードパーティのパッケージも解説されていて、サンプルコード例は、挙動を説明するためによく考えられているように思えた。
あと、サンプルコード例を見て
「やっぱ Python3 は、文字列周りの扱いに変な雑用コードが必要ないから読みやすいなー」
と思った。

これから Python を学ぶ人は、
書籍 http://nakagami.blog.so-net.ne.jp/2013-03-20 か、
Web http://diveintopython3-ja.rdy.jp/ で Python3 の文法と基本的な使い方を学んで、次に、この本でよく使うパッケージの概要を掴んで、そのあとは、専門分野の書籍や Python のリファレンス http://docs.python.jp/3/library/index.html を参照しながらプログラミングするという段取りがよいと思う。

小版でページ数も限られているため、説明できるパッケージは限りがある。だから、あれもない、これの説明がないという不満はあるかもしれないが、紹介されているパッケージは、Web サーバーサイドのプログラマーも、pandas で DataFrame 操作してるひとも使いそうなパッケージばかりなのでリファレンス的な使い方(もするが)よりも、まずは、一通り読んでみるのがよいと思う。


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