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安保法案成立 [日記]

朝起きたら、参議院で改正安保法案の採決が取られ成立していた。

自衛隊の装備が大々的に拡張されるわけでもなく、国際法で認められている集団的自衛権の行使ができることになって、そのほかグレーなところを法律で明確化したというだけで、これだけの大騒ぎ。
60年安保の頃を知らないが、さぞや大騒ぎになったんだろう。

与党はこの法案の成立を公約に掲げて選挙を戦って多数派を占め、すでに衆議院も通過しているので、 手遅れなのにもかかわらず、野党は一切の妥協を許さず廃案を目指し、やろうとしてることは、不信任決議の連発や委員会室のロックアウトで時間稼ぎ。
「このままじゃ徴兵されちゃうー」というなら(近代の軍隊で徴兵とかありえないと思うが) 徴兵されないことを将来的にも担保できる修正を提案するとか、できる範囲での修正協議を申し出るべきじゃなかろうか。

野党の人たちの妥協を許さない無駄な抵抗を見てると、
「ああ、第二次世界大戦はこうして玉砕して言ったんだなぁ」
と思う。
「戦争をしません、と表明すれば外国の軍隊もせめてこない」という考えは、
70年間アメリカンに守られて平和に経済成長してきた人たちの、あまりにも楽観的な考えじゃなかろうか。
民主党こそ
「自分の考えが通らなかったら、武力行使で阻止するしかない」
を地で行っていて、あれだけ見ても
「防衛力を持たない平和は無理なんだな」
と思ってしまう。

今回の安保法案の改正は、
- アメリカが世界の警察の役割を担えなくなった
- 南シナ海のシーレーン防衛
- 中東等産油地域の情勢不安
- 崩壊近い北朝鮮
など、名指しで国名をあげるのがはばかられるような、差し迫った事情があってのことだと思うが、その説明って特定の国を非難することになっちゃうので難しいんだろうなぁ。
なぜこの法案の成立が必要か、というところがわかりづらいのは確か。

反対派の人たちは成立した法律のことは忘れて、次の敵を探して何かに反対して生きていくんだろうな。
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