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Python を使う人が増えて [Python]

この前、
「古くから Python をやってる人にとって、最近 Python を使い始めた人のことはどう思ってるんですか?」
という質問を受けた。要するに、古参が「この新参者め!」と思ってないかってことかと。
他の人は知らないが、僕にとっては新しい人が増えて Python が普通のものになるのはとても嬉しい。
昔は、
「nakagami さんに Python とかいうマイナーが言語でスクリプト書かれたけど他の人には保守できない。Perl のがいいのに」
みたいなことを言われたりしたが、今なら Python で書くことに文句を言われないだろう。

数値解析・統計をやっているような自分とは違う分野の人と知り合いになるのも楽しい。
書籍も、良い内容のものが増えてくる。
「PyConJP のチケットさばけるだろうか?いつまで続けられるんだろうか?(参加するだけだけど)」
と心配していたが、今の状況だとチケットはすぐさばけそうだし、セッションのクオリティも維持できる気がしている。

国内のことだけじゃなくて、パッケージングが整理され便利なパッケージが PyPI に登録されたり、PyPy が CPython より速くなったり Cython(旧 Pyrex)が進化したり。
人が増えるということは、単純に色々な取り組みが増えて、新しい発見もあるし便利にもなる。
何か困ったことがありましょうか。

ただ心配なこともある。例えば

- メシを食うためにだけ Python を使っている人が増える
- COBOL 世界の業務のやり方が無理矢理導入される

みたいなことだ。

上は、ループをかけない Java プログラマーや Ruby を知らない Rails プログラマーみたいな人が増えるってこと
下は、「アルファベット2ケタと数値○ケタで機能を表す。番号を採番する担当者がいる」みたいな世界

実際、僕は見てないが
「あー、頑張って Django で書いちゃったのねー」
みたいなのもあるらしいので、その時は近い・・・かも。

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