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年末を無職で過ごす人 [日記]

twitter とか Facebook とか見ると、今年の年末は例年以上に無職、もしくはそれに準ずる状態(無職じゃないんだ。でも就職してない)の人が多い。自分の知り合いの範囲だけれども。
景気が悪いというわけでなく、むしろ選択肢があるから辞めているという人が多いように思う。うらやましい。

会社での評価を公平にするのは難しい。年をとればとるほどそういう思いが強くなる。
例えば、スマートフォンゲームを作るような会社の場合、共通の基盤を作る人と個別のゲームを作る人がいる。
どっちのが会社に貢献しているのか?
どっちのが給料が高いのか?
共通基盤の人のしてることが本当に会社に給料分貢献できているか、みんなを納得させるのは難しい。
一方で、社内の数字をいじれば、そういう部門はいくらでも売り上げに貢献することができる。だから、そういう人には周囲から相当信頼されてないとなれないだろうなぁ。極端な話「なんだかよくわかってないけどあの人がやってるなら間違いない」みたいに思われないと。

ヒットしたゲームの担当者は技術力が必要とされ働く時間も長くなっちゃうけど、一方でヒットしなかったゲームを担当したプログラマーは、たまたま運が悪かっただけの場合もあると思う。
受託開発の場合も単価の低さや工期が伸びて赤字になっていることについて、責任あるひともあればとんだとばっちりの人もいる。いいお客さんもいれば渋いお客さんだけどやらなきゃいけない仕事もある。
だから、エンジニアを売り上げをベースに評価するのは無理がある。
火消しに回って常に赤字プロジェクトを担当していて売り上げが悪いって言われちゃってる人も実際にいる。

エンジニア同士の評価と経営陣の評価は随分違うなぁと思ったことがある。

それは(特に内需中心の)メーカーでも同じじゃないかと思う。
地方で営業している人と、本社の管理職やマーケティングの人のどっちが貢献しているのか。
昔、山一証券が倒産したとき、責任があった人間はいたはずなのに社長が泣いてうやむやになってしまった。
飛ばしなど全然知らずに一生懸命働いていた人が一方的に損することになってしまった。

納得できなければ辞めればいいし、会社は優秀な人材をつなぎ止めるために努力すればいい。
いつでも再就職できるなら、できるうちに会社員の立場ではできないような、また一家の大黒柱としてはできないようなチャレンジをするのも良いと思う。
働く人にとって徐々にそういう環境になりつつある。好景気(?)と少子高齢化社会のおかげだ。
少子高齢化社会万歳。
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