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伝家の宝刀「データ修正依頼」 [プログラミング]

昔、常駐先のとある(僕の担当とか関係のない)システムは、お金をあつかう大切なシステムで Oracle + Java + COBOL みたいな感じらしかった。そんでもって、それ専用の運用の人達が複数人いて「きっちり」運用していた。
僕は、いわゆる情報系で、扱うデータはお金が絡まず割と気楽にやってた。

そのシステムというのは開発と運用が平行して進んでいるんだけれども、いかんせん、要望にくらべて実装される速度が全然おいついてなかった。(まぁ、僕はうわさレベルでしか知らないんだけど)で、凄いのは、そこの運用の人達に
「データ修正依頼」
という紙をハンコ押して出すと、どんなデータも変更してくれた。簡単にいうと、 Oracle で SQL を直接実行して修正してるぽかった。(決まった形式のデータ修正には決まった SQL文があったんだろうけど、ひょっとしたら簡単なツールもあったのかもしれない)
本来は、データ入力をミスったときの緊急対応的に「入力間違えちゃった、ごめんね。直して」というような意味合いのもののはずだった。
しかし、貸し出しのスキームは存在するけど、それをシステムに入力する方法がない、という恐ろしい状況になっていて、でも、わざと誤った入力をして、それに対する「データ修正依頼」を出すという運用が、正式な手順として成立していた。

まさに、運用でカバーの極み。僕は、あれ以上凄い運用でカバーを見た事ない。

んで、そんとき思ったのは、お金の出し入れの件数は、そんなに多くなかったので
「 システムなんか作らなくて、全部『データ修正依頼』」
でいいんじゃねぇの、ってこと。
実際のところ、年に数件あるかどうかの貸し出しスキーマ(ひょっとしたらもうないかもしれない)に開発工数とお金がかかっていたので、全部とはいわないまでも・・・

最近、SQL文でデータ修正してるので、ふとそんなことを思い出した

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