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売れるもの作りとはなんぞや [日記]

この冬に出たあのスマートフォンに色々と衝撃を受けている。
・フラッグシップモデルとして、 CPU 性能の高いハードウェアなのだがなぜか動作がカクカク
・あまりにもバッテリーが持たないのでまずはアンインストールが常識
・それでも普通に使ってバッテリーが一日もつかどうか
・ものすごく発熱して止まったりするけどそれは不具合ではなく仕様ですとお手紙が来る
なんか、その他にも、Andoroid アプリで、 API の挙動が微妙に違ったりするらしく、「そんな所をカスタマイズしないでー」と想像してつっこんでいる。

ガラケーから Android になって、日本の携帯メーカーのソフトウェア開発が変わるのかなー、って思ってたんだけど、外から製品として見えてる感じでは、軍曹の頃と同じだ。

それぞれの人が精一杯頑張ってるのはよくわかる。でも、
「うぁー、こんなんだったら怒られるかなぁ。でも、仕様書通りの動きはしてるし、プロジェクトが遅延すると、お金もらえないし怒られるし・・・」
って、みんなが言って(自分が言っている姿が目に浮かぶ)結局ぐだぐだの完成品になってしまう。

会社の偉い人が、試作機を3日持ち歩いて使えば、これはおかしいと気づくはずのもの。それどころか、お披露目のときに自分がしたデモがカクカクで「これはヤバい」と気づいて欲しい。ジョブズであれば壁に投げつけていたであろうに・・・

ところが、衝撃なのは製品の性能についてだけではない。
猛烈なプロモーションのおかげと、カタログスペック的ななんでも入りの「高性能」ということからか、結局、売れているらしい。高いのに。
学生の頃から家電は気がつくとシャープと三洋ばかりになっていた自分としては今ひとつ理解できない
(ちなみに、携帯歴は三洋→三洋→京セラ)

結局、便利さよりも「日本人向けに売りやすいカタログスペック上の多機能」がやっぱり勝利への道となると、日本の Android が世界にうってでるのって難しそうだし、 Android 開発ってつらそう。
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