Plone 4 Book [Python]

Python mini hack-a-thon で寺田さんが手売りしていたのを購入した。
実のところ、20人以上の人が集まって売れたのは一冊。
昔は、 Python とは Zope を書くための言語で、Zope は Plone を構築するための基盤だ、という感じだったので、 Python の集まりで Plone 本への興味がイマイチだったのは、僕にとってはちょっと意外だった。
書籍の内容は、Plone4 の使い方とかインストールとか。開発者向けの書籍ではなく、薄く広く Plone を知ってもらうという本。Plone 4 になって UI が変わったので、本とつき合わせて使い方がわかる本
っていうのは、いいんではないかと思う。LDAP 連携の説明も丁寧にされてて良い。
Plone 4 になって、 Blob データーが、ZODB の中に入らなくなって、バックアップの仕方とか変わったんですねー。ということとか、buildout + egg ベースになったとか、いろいろ変わっていて、勉強になった。
本が無くても、きっと真剣に Plone.org とか調べればわかるんだろうけれどもこういう情報が一冊にまとまって日本語になっていると楽だ。
書評というより Plone 4 の感想になってしまうんだけれども、Plone が、より洗練された UI とデザインになって、以前のものよりもわかりやすく、全体の統一感がさらに増してすばらしい。プロジェクトを引っ張って行っている人の(UI だけでなく、アーキテクチャーでも)デザインセンスが良いんだろうなぁ。
Plone1.0 の頃に、「これはすごい」と言っている人の話を聞きながら、自分は、 「これは、いったいなんなんだろう?」と思っていたが、ここにきて本当に Out of Box の CMS と思えるようになってきた。
AWS とか、さくらのクラウドとかで、以前に比べて Zope や Plone でサービスするためのハードルはものすごく下がったし、 Plone もさらに良くなって来ているのに、ニッチな世界のものになってしまっていて、残念だなぁと思う。
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