曖昧性とのたたかい [読書]
以前、間違えて買ったという話の時の、
http://blog.so-net.ne.jp/nakagami/2006-05-17-2
もとの（本来買うつもりだったほうの）本↓
基本的には「～との共存」と同じ内容。２冊読むと重複するところが多すぎなので、読むならどっちか片方だけでもよいかも。
「～との共存」と比べてより著者の体験談に近いところの話が多いように思う。
「～との共存」のほうは、総論というか「みつおの書」的な格言集みたいな感じ。
私は、どっちかっていえば具体的な話のほうが面白いとおもうのでこっちのがよかった。
テスト駆動型とは言わないが、できるだけテストは自動化できるようにしたほうが良いとか、テストに使えるのでバッチをオンラインより先行して作れとか、テストを重要視した記述が多かったり、DOA（データ中心アプローチ）に通じるような「データの構造が大事」というような話が多かったりして、現在でも通用する話が多い。
新しいものが日々出現しているようにも見えるけど、歴史を繰り返してるだけで、ただ単に新たな用語を発明しているだけなんだなぁ、ということを実感できる。
あと、工程管理の話ばっかりかと思うと、意外と「きれいな設計をすることが大事」という記述が多い。設計がきれいじゃないと、開発やメンテナンスが大変なことになっちゃうってことなんだろう。
きれいな設計なんて、プログラミングおたくの戯言と思われがちだけど、ちょっとうれしい。
（きれいな設計をやりすぎで、おたくの戯言であるばあいも多々あることは確かですが）
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