仕様書作成とかペーパープロトタイピングとか

ペーパープロトタイピング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274065669/250-5323327-3573018
という本があって、紹介されているのを時々見る。
コーディングを始める前に紙でプロトタイプを作ってUIについて検討するほうが、トータルコストが
少ないというのは一理ある。
非技術者の人（ユーザーとかデザイン系の人）が主導してやるのには、有効なんだと思う。
http://www.moodindigo.org/blog/archives/000303.html
↑なかなか有効に使われているような雰囲気。

ただ、Web + DB でスクリプト言語でやる開発（最近ではもっとも普通）の世界では、
仕様書を書いたり、紙でプロトタイプを作ったりするよりは、実際に作っちゃったほうが早いと思う。

ソフトウェア開発の歴史の中では、ずっと一貫して
・プログラミング（実装）のタイミングを遅らせるほうが全体のコストは安く済む
というセオリーできているので
・いきなりプログラミング
というのは、ど素人のやるもっともいけないことのように語られ続けてきた。
しかし、プログラミング言語や開発環境、さらにはマシンの性能は進歩を続け、いまや
・テーブル定義書を Excel で書いているヒマがあったら、SQL 文を書いたほうがよい
・画面の仕様書を書いているひまがあったら、スクリプトを書いたほうがよい

あくまでも、プロトタイプの一手法と割り切っても良いので
「いきなりプログラミング派」という宗派がそろそろ出てきても良いと思う。